情報元 https://apexlegends-leaksnews.com/cronus-zenstrike-pack/
【Apex】Cronus Zen・Strike PackからApex関連の不正ツールが全削除、EA公式がアンチチートの1年間の成果を公開
EAが2026年9月11日、アンチチートシステム「EA Javelin Anticheat」の年次レポートを公開しました。
あわせてApex Legends公式からも、Cronus ZenおよびStrike Packを手がけるCollective Minds社が、Apex Legendsに関連する不正ツールをすべて削除したことが発表されています。
主な内容
- Collective Minds社の公式サイトとDiscordサーバーから、Apexを含むEA関連の不正コンテンツ・スクリプトが削除された
- EA Javelin Anticheatは現在20タイトルを保護し、エコシステム全体で5,710万人のプレイヤーをカバー
- この1年で2,670万件の不正行為の試みをブロック、検出精度は99%以上
- ゲーム起動時間が60%高速化、アンチチート自体の起動時間も約半分に短縮
- DMAデバイスや入力操作ツールへの対策を新たに導入
- 今後はARM64ネイティブ対応を予定
We’re happy to share an update in Apex’s fight against cheaters and cheat makers. Following our engagement, Collective Minds (creators of the Cronus Zen and Strike Pack hardware devices) has removed all cheats relating to Apex Legends from their website and Discord servers.
This…
— ApexLiveComms (@ApexLiveComms) September 10, 2026
Cronus Zen・Strike Packからのコンテンツ削除
EAは、複数のEAタイトルで不正行為を可能にするサードパーティ製ツールについて、Cronus ZenとStrike Packの製造元であるCollective Minds社に懸念を伝えていました。その働きかけを受け、同社の公開サイトおよびDiscordサーバーからEA関連のコンテンツとスクリプトが削除されたとレポートでは説明されています。
Apex Legends公式もこれを受けて、チームにとって、そしてApex Legendsの今後にとって前向きな一歩であるとコメント。可能な限り高い水準の競技的公平性を確立・維持していく姿勢を改めて示しました。
数字で見るこの1年
EA Javelin Anticheatは2022年9月の導入以降、保護対象を拡大してきました。前回のレポート以降の主な数字は以下の通りです。
- 保護対象タイトル数:20タイトル
- 保護対象プレイヤー数:5,710万人
- 阻止した不正行為の試み:2,670万件
- 不正検出の精度:99%以上
- 安定性エラー率:1%未満
- ゲーム起動時間:60%高速化
これらはApex単体ではなく、EA Javelin Anticheatが導入されているエコシステム全体の数字となります。この1年ではskate.、Battlefield Labs、Battlefield 6、EA SPORTS College Football 27といった新規タイトルにも導入が拡大しました。
動作の軽量化と新たな検出技術
起動プロセスの最適化によってアンチチート自体の起動時間は約半分に短縮され、改ざん防止システムも処理速度が20%向上、フットプリントが10%削減されています。起動中の進捗表示や、EAがサポートする全言語でのエラーメッセージ表示も追加されました。
AMD・NVIDIAのドライバ更新にともなう互換性の問題も複数修正されており、AMD Anti-Lag、NVIDIA Smooth Motion、DLSSのOTAアップデートが問題なく動作するようになっています。2025年10月に配信されたAMD Anti-Lag向けの修正では、48時間以内に45,000人のプレイヤーの起動問題が解消されたとのことです。
検出面では、DMA(ダイレクトメモリアクセス)を利用するハードウェアを検知・ブロックする対策や、悪意ある入力デバイス・マクロソフト・疑似入力ツールへの対策が追加されました。この1年で7回の大規模なセキュリティアップグレードと、数百件の細かな改善が実施されています。
PC環境全体のセキュリティ強化にも踏み込んでおり、Battlefield 2042を皮切りにセキュアブート要件を導入した結果、480万人以上のプレイヤーが自身のPCでセキュアブートを有効化しました。Battlefield 6ではTPM 2.0の要件も新たに設定されています。
カーネルレベル動作と誤BANへの姿勢
EAはレポートの中で、外部ツールの検出にはカーネルレベルでの動作が必要不可欠であり、深いアクセス権限そのものが目的ではないと説明しています。Javelinは対象ゲームの起動中のみ動作し、ゲームを終了すればすべてのプロセスが停止します。さらに、Javelinが導入されたEAタイトルをすべてアンインストールした場合、Javelin自身も自動的にPCから削除される仕組みです。
検出のスピードと精度のバランスについても言及があり、より多く・より速くBANすることは可能でも、正規プレイヤーへの誤検出のリスクが高まるとしています。新しい検出手法は「不正行為には有効で、正当なプレイスタイルやアクセシビリティツールには影響しない」という基準をクリアする必要があるとのこと。誤BANだと考えるプレイヤー向けの申し立てプロセスも維持されており、誤検出率は1%未満と説明されています。ただし、悪用を防ぐため審査の詳細は公開しないとしています。
今後については、ARM64へのネイティブ対応が近日中に予定されており、従来のx86環境でも次世代のARM系Windowsデバイスでも同等の体験が得られるようになる見込みです。
不正ツールの提供元そのものに働きかけて削除に至ったという点で、今回の発表はゲーム内の対策とは異なるアプローチの成果と言えます。EAは不正行為を「困難で、高コストで、リスクの高いもの」にしていくと述べており、今後の動きにも注目です。












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