情報元 https://www.negitaku.org/news/n-26526
『Natus Vincere』が、Counter-Strikeの才能を発掘するプロジェクト『NAVI VISA Academy』の参加者募集を開始しました。
「NAVI VISA Academy」プロジェクト
プロジェクトの取り組み内容
- オンラインチャレンジに参加しトップ10入りを目指す
- トップ10名はドイツ・ベルリンのNatus Vincere本部で2週間のブートキャンプを実施
- ブートキャンプの上位5名はユースチーム「NAVI Youth」のメンバーに選出
参加条件
- 年齢:14~17歳まで
- FACEIT ELO 2600以上
- 英語スキル:CEFR B1以上
- 他チームとの契約が無い状態であること
- SteamやFACEITプラットフォームでチート・トキシック行為・スマーフに関連するBAN処分を受けていないこと
- 応募フォーム:http://go.navi.gg/QALRHZW
若手育成プロジェクトをスポンサーが支援
先日も『Alliance』がアカデミーチームプロジェクトを発表していました。
共通して『Alliance』のプロジェクトには通信企業の「Tele2」、『Natus Vincere』には決済サービス『VISA』といったスポンサーの冠がついたプロジェクトになっています。
スポンサーが協賛を決めた理由はわかりませんが、海外だとこのような若手育成プロジェクトにも支援をする価値があると企業が判断しているという点が面白いところです。
プロチームがアカデミープロジェクトに力を入れる背景
近年のCounter-Strikeシーンでは、ヨーロッパやCISエリアを中心にアカデミーチームのプロジェクトが旺盛です。
アカデミーチームの取り組みで最も成功しているのは、ドイツを拠点とする『MOUZ』です。『MOUZ』のメインチームは、自チームのアカデミー出身選手4名を含む構成で、2024年5月にはチーム史上初となる世界ランキング1位を獲得しました。
現在の競技シーンで活躍する若手の筆頭が「m0NESY」選手(G2 Esports)と「donk」選手(Team Sprit)で、どちらもアカデミーチーム出身という経歴を持ちます。
このように、アカデミーチームで選手を育成してメインチームで起用する、他チームで実績を持つアカデミー出身選手を獲得するというのが、チーム強化の有力な選択肢になっています。
そして、自チームでアカデミープロジェクトを運用しないと、有望な若手を獲得することが出来ないという事情もあります。
元Cloud9のアシスタントコーチでロスター編成にも関わったhooch氏は、インタビューにて「最近では優秀な若手選手を探すのが難しくなっています。働き者のアカデミーチームスタッフが、不眠不休で有力な若手をすべて獲得してしまうからです」と答えていました。