情報元 https://fnjpnews.com/News/49231
Epic Games、Appleを再提訴 – iOS版フォートナイトの審査停止は「裁判所命令に違反」と主張
Epic Gamesは現地時間5月16日、AppleによるiOS版フォートナイトの審査停止措置について、米カリフォルニア州北部地区連邦地方裁判所に対して2度目となる「差止命令の強制申立て」を行ったことを発表しました。
Epicによれば、Appleは1週間にわたってアプリ審査に関する対応を行っておらず、ようやく届いた返答では「第9巡回区控訴裁判所が一時停止に関する判断を下すまで、iOS版フォートナイトの申請には対応しない」と通達されたとのことです。Epicはこの対応を「裁判所の差止命令に違反している」とし、強く反発しています。
Epicはまた、Appleに対してアプリ再配信に関する意図を透明に伝えてきたと主張。そのうえでApple側が「審査」や「ノータリゼーション（認証）」を理由に、同命令およびEUのデジタル市場法（DMA）を回避していると指摘しています。
さらにAppleは、Epicに対して『フォートナイト』の2バージョンを提出するよう要求していたとのことです。これは、Apple自身が設ける「同一アプリの複数提出を禁止するガイドライン」に反するものであり、Epicは「他の開発者には適用されていない不公平な扱いだ」と訴えています。
こうした対応により、EpicはEUおよび米国において『フォートナイト』のアップデート配信が妨げられている状況であり、「AppleはEpicが反競争的行為の違法性を問うたことへの報復として、再び不当な制限を課している」と強く非難しました。
Epic GamesとAppleの法廷闘争は2020年に始まり、現在も各国の法律や判例に基づいて断続的に続いています。今回の申立ては、その対立が依然として根深く、複雑な局面を迎えていることを改めて示すものとなりました。
今後の裁判所の判断と、Apple側の対応に注目が集まります。
今回の法的措置に関連する公式文書は以下のリンクから閲覧可能です（いずれもPDF形式／英文）：
AppleからEpicへの通知書簡（2025年5月15日付） Epic Gamesによる差止命令の強制申立書（2025年5月16日付）
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