「VALORANT」が正式リリースから5周年!世界的な進化と日本シーンの盛り上がりを振り返る
Riot Gamesが開発・運営するタクティカルFPS『VALORANT』が、2025年6月2日で正式リリースから5周年を迎えました。
この5年間でエージェントやマップの追加、バランス調整、メタの変化、さらにはeスポーツシーンの拡大など、さまざまな進化を遂げています。
世界中で多くのプレイヤーに支持される本作は、日本でもプロシーンを通して急速に人気を拡大し、今や国内FPSの代表格と言っても過言ではありません。
本記事では、リリース当初のVALORANTと現在を比較しながら、その歩みを振り返ります。
エージェントのリリース当初と現在
2020年6月の正式リリース時点で登場していたエージェントは、ブリムストーン / ヴァイパー / オーメン / サイファー / ソーヴァ / セージ / フェニックス / ジェット / レイズ / ブリーチ / レイナの計11名。
当時のプレイヤー達はスキルよりも撃ち合いを重視し、戦術的な構築よりも個人技が目立つ環境でした。
そのせいもあってか、当時のエージェントのスキルは現在では考えられないほど強力なものが多く存在しました。特に目立っていたのはやはりジェットでしょう。テイルウィンドは即時発動でサイファーのトラップワイヤーを無視できたり、スモークが現在より1個多く持続時間が7秒もあってコストが100だったり、ULTは6ポイントで使用可能で右クリックでのキルでもクナイがリチャージされたりと、まさに“ぶっ壊れ”な性能をしていました。
しかし、年月が経つにつれプレイヤー達のプレイスタイルの変化や新エージェントの登場、プロシーンの開始により、撃ち合い重視だったのがスキルの組み合わせによるエリア取りや情報戦重視となり、1つだけで大きな影響力を与えるスキルは次々と弱体化されていきました。
現在では、計28名のエージェントが登場しており、マップによって採用される構成ががらりと変わるのが当たり前な状況。特にプロシーンではセットアップや戦略の特色がそれぞれの地域やチームで出ており、観戦もVALORANTの魅力のひとつとなっています。
マップとゲームモードの進化
『VALORANT』のリリース当初には、バインド、ヘイヴン、スプリット、そしてアセントの4つのマップがプレイ可能でした。これらのマップはそれぞれ異なる特徴を持ち、限られた環境の中でプレイヤーたちは戦術や構成を工夫しながら戦っていました。
しかし、ゲームのアップデートと共に新たなマップが定期的に追加され、現在では10種類以上のマップが存在。たとえばフラクチャーでは攻撃側がマップの両端から挟み込むような構造が導入され、パールでは地下都市を舞台にした立体的な戦いが展開されました。
そして2024年には、「アビス(Abyss)」というシリーズ初の“落下死”が存在するマップが登場。崖やギミックを活用した立体的でトリッキーな戦いが求められるなど、これまでにない大胆なデザインが話題を呼びました。
さらに、『VALORANT』は「チームデスマッチ」や「スウィフトプレイ」、「プレミア(競技モード)」といった新モードも次々と実装。これらのモードには専用マップも用意され、スパイク設置ルールとは異なる戦闘体験が楽しめるようになっています。これにより、プレイスタイルや目的に応じた多彩な遊び方が可能となり、ゲーム全体の奥深さがさらに増しています。
グローバルな人気と競技シーンの拡大
『VALORANT』はリリース当初からeスポーツ展開を視野に入れて開発されており、現在では「VALORANT Champions Tour(VCT)」を軸に、世界各地でリーグや国際大会が開催されています。
2023年には東京で国際大会「VCT Masters Tokyo」が行われ、世界中のトップ選手たちが集結。日本のファンからも大きな注目を集めました。
競技シーンにおける戦術の深化やメタの進化も、VALORANTの魅力のひとつ。今では単なるFPSではなく、チーム戦術・役割分担・情報戦を駆使する“戦略ゲーム”として、多くのプレイヤーに愛されています。
日本における人気の高まり
特に日本においては、ZETA DIVISIONやDetonatioN FocusMeといった国内チームが国際大会で躍進したことをきっかけに、VALORANTの人気は一気に加速しました。
ZETA DIVISIONは2022年の「VCT Masters Reykjavík」で世界3位という快挙を達成し、SNSやストリーミングサイトでは関連ワードがトレンド入りするなど大きな話題に。これを契機にプレイヤー人口や大会視聴者数が急増しました。
現在では「VCT Japan」などの国内大会も定着し、決勝戦は数十万人規模が視聴する一大イベントに。VALORANTは日本のFPSシーンの中核を担うタイトルとなっています。
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