情報元 https://apexlegends-leaksnews.com/xbfcvirr/
海外プロ直伝『アンチ読みとアンチ移動を向上する”ゾーンコール”の秘訣』
海外プロのImMadness氏により、アンチ移動の肝となるテクニック「ゾーンコール」について解説されています。
内容を下記にまとめたので、動画を見ながら解説内容を確認することでアンチ移動、アンチ読みの質を大幅に向上することができるかもしれません。
ゾーンコールとは何か?
ゾーンコールとは、Apex Legendsで「最終リング(エンドゾーン)」の位置を予測し、それに基づいて回り方(ローテーション)を決める戦略のこと。
プロや上位プレイヤーは無意識のうちに常にこれを行っており、エンドゲーム(終盤戦)にどれだけ安定して進めるかを左右する最重要スキルのひとつ。
Apexのリングは完全にランダムではなく、ある程度「パターン(アルゴリズム)」が存在する。パッチやスプリットが変わるたびにこの傾向は微妙に変化し、特定のエリアで終わることが多くなる。
ただし、完全に固定ではなく、稀に“予測不能なゾーン”が発生するのもApexの特徴だ。
序盤の行動:ビーコンスキャンの重要性
最初のリング(ラウンド1)では、エンドゾーンの位置を正確に予測することは難しい。
そのため「ビーコンスキャンをできるだけ早く行う」ことが重要。スキャン結果から「2~3リング先までの移動計画」を立てるのが理想だ。
ただ単に「リング中央に走る」ことが目的ではなく、「次のリング移動で有利になれるポジション」を意識する。
たとえば、スキャン後にすぐに動かず、周囲の状況(敵チームの動き・射線)を確認したうえで移動することで、無駄な被弾を減らせる。
プロが使う外部ツール「apexlegendsstatus.com」

多くの競技勢が使用しているツールとして「apexlegendsstatus.com」がある。
このサイトでは、各マップの「過去のゾーン収束データ」が見られる「Map Atlas(マップアトラス)」機能を搭載しており、
「どのエリアで終わる可能性が高いか」を可視化できる。
例えば「ワールズエッジ」では南側(サイフォン~ハーベスター~ドーム)で終わる確率が高く、北側(スカイフック・間欠泉など)で終わることは稀。
「ストームポイント」では中央~南東寄り、「E-District」ではマップ中央部が中心に収束する傾向がある。
このような傾向を理解しておくことで、「どこが終盤に安全か」を早い段階で判断できるようになる。
ゾーンの仕組みと引き寄せロジック

Respawn公式によると、ゾーンのアルゴリズムは「次リングをできるだけ中央に寄せる」ように設定されている。
ただし、リングは「プレイ不可エリア(山・海・壁外など)」には収束しないため、これが予測のヒントになる。
例えば、リング2が「非プレイエリアにかかっている」場合、そのゾーンは「逆側(内側)」に引っ張られやすくなる。
逆に、リング2の接点が「プレイ可能エリア」なら、そのまま中央寄りに移動して安定したゾーンに変化する。
この法則を意識すれば、次のリングの方向性を高精度で予測できるようになる。
リングスキャンの最適タイミング
「第2リング」と「第3リング」のスキャンには明確な使い分けがある。
・第2リング:おおまかな終盤の方向性を判断し、早期ローテーションを仕掛けるために使う。
・第3リング:予測外の“戻り”や“ずれ”を確認するために使う。
特に第3リングスキャンは、試合を左右する“情報の塊”。
これが読めれば「早期に“神ポジ”を確保して他チームを後入りにさせる」ことができる。
一方、第2リングで自信があるならスキャンせず「読みで先入り」する判断も有効。
プレイヤーの“読みの精度”こそ、ゾーンコールの最大の武器になる。
ローテーションの基本原則
ゾーンコールと同じくらい重要なのが「ローテーション(移動)の質」。
基本的なポイントは以下の通り。
1. 遮蔽を維持して移動する(開けた場所を横断しない)
2. ワープ(レイス/アッシュ)で危険地帯を回避
3. 早期ローテーションする時は「ポジション価値」を優先、戦闘は控えめ
4. 後入りの場合は、移動系キャラ(ヴァルキリーなど)+多めの回復を準備
また、ビーコン持ちとスキャン持ちを同時編成(例:クリプト+ブラハ)することで、常に最新情報を取りながら安全に動ける。
上級者が意識する「ゾーンタイマー」と情報戦
リングスキャン開始のタイミングを「リング閉鎖前ギリギリ」に合わせると、他チームより早く情報を得られる。
これにより「最速でポジションを確保」し、「後入りチームを迎え撃つ」展開を作りやすい。
また、キルフィードを常に見ておくことで「どのエリアで戦闘が起きているか」を把握し、被りや漁夫を避ける判断材料にもなる。
「情報の多さ=安全な移動の確率」につながるため、スキャン+索敵の両面で主導権を取ることが重要。
ALGS実例:FURIAのゾーンコール成功例

実際にALGS LAN(EWC大会)でFURIAが見せたゾーンコールの例では、フラグメント東側の建物をリング1時点で確保。結果的にこの位置が最終エリアになり、初動から動かずにトップ3入りを確定させた。
これは「ゾーンの引きパターン」を正確に読み切った完璧な例で、“情報先取りによる勝利”を体現している。
ゾーンコールはただの予想ではなく、「理論とデータに基づく戦略行動」だ。
まとめ:ゾーンを制する者が試合を制す
ゾーンコールはApexにおける“試合支配の鍵”。
リング2や3を見て「次の2手を読む」ことができれば、戦闘回数を減らしながら上位安定を狙える。
ただ撃ち合いが強いだけでは勝てないのがApex。
正確なゾーン予測と冷静なローテーション判断こそ、プロが常に行っている“勝利の最短ルート”だ。







