情報元 https://www.valorant4jp.com/2026/09/riot-gamesvalorantlolvanguard-anti.html
Riot Gamesは9月18日、VALORANTとLeague of Legendsにおいて、ブーストやスマーフを用いた不正なランク操作を検知する「Vanguard Anti-Boost」システムを導入したことを発表しました。昨年末に導入されて以降、両タイトル合計で296,416のアカウントに対してすでに処分が下されています。
Vanguard Anti-Boostは、アカウント本来の所有者ではない高ランクのユーザーがログインし、急激に高いパフォーマンスを発揮してランクポイントを引き上げる行為や、低レートのユーザーをパーティーに引き連れてキャリーする行為(ヒッチハイカーとも言う)を機械学習で検知するシステムです。2025年9月にLeague of Legendsで先行してベータテストが実施された後、VALORANTにも正式導入されました。
不正行為が検知された場合、ブーストによって不正に獲得されたランクポイントなどはすべて剥奪され、元のレートにロールバックされます。あわせて、一時的なアカウント停止が科され、違反を重ねるごとに停止期間は延長されます。また、購入されたアカウントやスマーフアカウントと判定された場合は永久BANの対象となります。さらに、スマーフやブースターと意図的にパーティーを組んでレートを上げたユーザーに対しても、同様の処分が下されます。
下記のグラフは、過去365日間に検知され取り消されたブースト件数を、最終ランク別に集計したものです。なお、VALORANTは中央のプラチナ帯が最も件数が多くなっているのに対し、LoLでゴールド帯の数値が顕著に跳ね上がっているのは、ランク報酬がゴールド帯から獲得可能になるという背景によるものとのことです。
Riot Gamesによると、ランク戦をプレイする1日あたりのアカウントのうち約9%がサブアカウントや共有アカウントによって運用されていたとのことです。試合の公平性を損なう要因として、特に「購入されたスマーフアカウント」や「アカウント共有による代行」を優先的な取り締まり対象として指定しています。以下が、今回のシステムでアカウント処分の対象となる一例です。
- 代行業者に自身のアカウントを共有してランクを上げてもらう行為
- 自身は本アカウントを使用している場合であっても、ブースターに対価を支払ってスマーフアカウントとパーティーを組む行為
- 高ランクのフレンドとパーティーを組むために、そのフレンドへ低ランクのアカウントを渡す行為
- SNS用のキル集を撮影するために、低ランクのアカウントを購入または借りる行為
- アカウントのランクを下げるために意図的に敗北する行為(特にそのアカウントを別のプレイヤーのブーストに利用する場合)
- 自身のアカウントで受けたチャット制限を回避するために新しいアカウントを購入する行為
- 自身が本来所有していないアカウントを使い、フレンドとパーティーを組んでそのランクを引き上げる行為
- 自身もスマーフを行いながら他のスマーフ4人とフルパーティーを組み、全体チャットでアカウント販売サービスの宣伝を行う行為
一方で、プレイヤー自身が作成・育成し、他者と共有せずに新エージェントの練習や単独での別枠ランク進行などに用いる「健全なサブアカウント」については、処罰の対象外としています。ただし、そうしたサブアカウントを利用して適正レート未満の状態からフレンドをキャリーした場合、同行者のランク剥奪などのリスクが生じるとして注意を促しています。
Riot Gamesでアンチチートエンジニアを務めるPhillip Koskinas氏は、アカウント停止措置だけでは新規アカウントの作成による再発を防ぎきれないとし、今後はハードウェア認証の強化、多要素認証(MFA)の適用拡大、TPM 2.0要件の厳格化など、予防的な対策を段階的に推進していく方針を示しました。












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