情報元 https://www.valorant4jp.com/2026/10/crazy-raccoongam-esports.html
VCT PACIFICの責任者を務めるJake Sin氏が、ポッドキャスト番組のYAP2ASIAに出演し、先日発表されたVCT 2027-2028のパートナーチーム選定の背景や、Crazy RaccoonとGAM Esportsが選出された理由、そしてオープン予選と大会形式を中心とした新エコシステムの狙いについて詳細を語りました。
大規模な変更が行われるVCT PACIFIC 2027では、パートナーチーム数がこれまでの12チームから8チームへ縮小され、Paper Rex、T1、FULL SENSE、Rex Regum Qeon、Gen.G、ZETA DIVISIONに加え、Crazy RaccoonとGAM Esportsの2チームが新たに加わることが明らかになっています。
パートナー選定の基準について、Jake Sin氏は「ファンダム(ファンの熱量)」、「VALORANTへのコミットメント」、「優れた組織運営」、「競技面での成功」、「財務の健全性」という5つの評価項目が存在したと説明。その中でも最も重視したのが「ファンダム」であったと言及しました。
「私たちにとって圧倒的に重要だった要素はファンダムです。どのチームがVALORANTのファンベースと強く共鳴し、より多くの視聴者を引き込めるのか、そしてどのチームが最も高いブランド価値と大規模なコミュニティを持っているかを評価しました。12チームから8チームに絞り込む決断は非常に困難でした。選ばれなかったチームが悪いチームだったわけではなく、単にスロットが足りなかったためです。」
来年度より新たにパートナーチームに加わるCrazy Raccoonの選定理由について、同氏は日本シーンにおける同チームの強大な影響力とファンベースの熱量を高く評価したと述べています。
「Crazy Raccoonの影響力は圧倒的です。ファンの熱狂ぶりが凄まじいです。昨年、彼らは東京ドームでイベントを開催し、満員にしました。そのような実績を持つeスポーツチームは世界的に見てもほとんど存在しません。約5万人の規模で、チケット代も1枚100ドルほどだったと思います。それほど熱烈なコミュニティが日本には存在しているのです。私たちはそうした価値を非常に高く評価しています。」
「また、『VALORANT部門を持っていないのに、なぜCrazy Raccoonが選ばれたのか』と疑問に思う人もいるかもしれません。しかし、私の答えは『彼らはVALORANTから一度も離れていない』ということです。初期のVCTシーンで素晴らしい実績を残しましたし、パートナーシップから漏れた後にVALORANTロスターを解散したものの、その後もシーンに関わり続けてきました。」
「CRカップなどのイベントを主催し続け、日本国内で著名なVALORANTストリーマーやクリエイターを多数抱えてコンテンツ制作を行っています。VCT PACIFICや国際大会のウォッチパーティも精力的に開催してきました。つまりCrazy Raccoonは、VALORANT部門の有無にかかわらず、日本のVALORANTコミュニティにおける巨大な柱であり続けてきたのです。そして今、再びシーンに復帰して大きな足跡を残し、さらに大きなインパクトをもたらすチャンスを得ました。彼らが示してきた熱意と献身を信じています。」
また、ベトナムを拠点とするGAM Esportsのパートナー選出に関しては、ベトナム地域全体のコミュニティの熱狂度の高さと、チーム自体のブランド力という2つの側面があったと解説しました。
「これまでの数年間、ベトナム地域に対して十分な支援を行えておらず、パートナーチームも不在でした。現在、Tier 1で戦っているベトナム人選手もごく少数です。しかし、ファンの熱量は非常に高く、VCT PACIFICの配信言語別視聴者数において、ベトナム語は英語を除くと日本語、韓国語に次ぐ第3位の規模を誇っています。ファンの需要は確実に存在していました。」
「今年ホーチミンで開催したロードショーでは、自国のチームや選手が出場していないにもかかわらず、大盛況でした。crazyguy選手が出場できない状況にあったものの、1日あたり2,000席のチケットが即完売しました。来場したファンはグッズを購入し、イベントを楽しみ、出場しているチームに国籍に関係なく割れんばかりの大歓声を送ってくれました。このコミュニティは眠っていただけで、今まさに爆発的な広がりを見せています。」
「そして、GAM Esportsはベトナムのeスポーツ界において誰もが知る名門です。League of Legendsでも実績を残し、独自のカルチャーを築き上げています。また、オーナーのTK氏は一度会ったら絶対に忘れられない強烈な存在感の持ち主です。個性的なだけでなく、先見の明を持つ人でもあります。彼はeスポーツを若者たちを結びつけ、活力を与えるためのプラットフォームにするというビジョンを持っています。GAMは単なるeスポーツチームではなく、一種の『ムーブメント』になっているのです。私たちは彼に絶大な信頼を寄せており、ベトナムのコミュニティに何をもたらしてくれるのか非常に楽しみにしています。」
VCT 2027からのフォーマット刷新に関しては、従来の長期的なリーグ戦形式から、オープン予選を含むトーナメント形式主体のシステムへと移行しますが、Jake Sin氏はこの変更について、全チームが実力で出場権を勝ち取る実力主義の確立と、視聴者層のニーズに合わせたサイクルの短縮が目的であると語りました。
「新システムでは、パートナーであるかどうかにかかわらず、すべての大会出場枠は実力で勝ち取らなければなりません。パートナーはシード権を保証するものではなく、シーンにどれだけの付加価値をもたらすかという意味に変わります。また、全日程がトーナメント形式になることで、大会サイクルが短縮され、すべての試合に明確な緊張感が生まれます。VALORANTのファン層は比較的若く、即時性や高密度のエンターテインメントが求められている点にも対応しています。」














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