情報元 https://roundup-gamers.jp/article/2023/09/01/1640.html
ハイスペックなPCは、快適なゲーミングライフには欠かせません。お金さえかければ高性能パーツ自体は入手できますが、現実問題それを生かしきるモニターやしっかりと冷却できる排熱機構の構築が必要となるため、意外とハードルが高いというのが実情です。
本稿でご紹介するAcerのゲーミングブランドPredator (プレデター) のノートPC「PH16-71P-N93Z48 (Predator Helios 16)」は、そんなお悩みを一挙に解決してくれる製品。本稿では、充実したゲーミングライフを送るためにオススメしたい本製品の魅力をたっぷりとお届けします。
外観やインターフェースをチェック!
天板はシンプルなブラックになっていますが、上部にはAcerのゲーミングブランド「Predator」のロゴがさり気なく入れられています。
PC使用時には本体後部のインターフェース部分が光るようになっており、とってもクール。「ゲーミング気分」を盛り上げてくれます。
モニターは16:10と縦に少し長くなっており、ベゼルの狭さと相まって迫力のある映像が楽しめます。
キーボードは英語配列のフルサイズとなっており、テンキーもしっかり完備。ひとつひとつのキーが大きいため押しやすく、激しい戦闘が要求される際でも的確にキーを操作できるでしょう。
本体右側には、USB 3.2 Type-A(Gen 2 最大10Gbps)のポートが2つ搭載されています。左のポートはPCの電源がオフでも充電できる機能があるため、無線マウスやヘッドセットなどを充電しておくのに適しています。
本体左側は、ひとつのUSB 3.2 Type-A(Gen1 最大5Gbps)ポートとLANポート、microSD用のスロットとヘッドホン用ジャックが用意されており、多機能です。LANポートはアクセスしやすい場所にあり邪魔にもなりにくいのがポイントです。
本体後部にはACアダプター用ポートに加え、HDMIの出力ポートや映像出力とThunderbolt™️ 4に対応したUSB Type-C(Gen2 最大10Gbps)が2ポート。
以上が本製品のインターフェースとなります。ノートPCとしては標準的な拡張性が備わっており、ヘッドセットやコントローラー、マウスなど周辺機器を揃えてもしっかりと対応できる環境になっています。
高性能&高解像度のモニターと、それを存分に活かすパワフルなスペック
次に、本製品のパワフルなスペックをチェックしていきます。CPUには現状で最新世代となるIntel ®️Core™ i9-13900HXを搭載。クロック数は2.2GHzで、ターボ・ブースト利用時には最大5.40GHzにも上ります。メモリは32GB(DDR5-5600MHz)と最新ゲームやクリエイティブ用途でも余裕をもって使える容量となっています。GPUはNVIDIA GeForce RTX 4080 Laptopを搭載しており、ゲーミングノートPCとしてはトップクラスの性能を備えています。単にゲームを遊ぶのはもちろんですが、配信やゲーム実況を行いながらのプレイも許容する懐の深さを備えています。
ストレージはHDDと比べて高速な1TB SSDを搭載。『サイバーパンク2077:仮初めの自由』や『Starfield』といった期待作はSSDを必須としているので、容量に余裕を持ったSSDはゲーマーの必需品となりそうです。
本モデルは、OSにはWindows 11 Proを搭載しているため、ビジネス用途との兼用でもオススメできます。また、Windows 11 Homeを搭載しているモデルもあるため、用途や求められるスペックによって選択できます。
モニターは16インチという大画面のIPS液晶であるだけでなく、リフレッシュレートは240Hz、オーバードライブ時の応答速度3ms、アスペクト比は16:10のWQXGA(2560×1600)という高解像度かつハイリフレッシュレートなモニターとなっています。16:10であれば画像・動画編集などの作業スペースに余裕ができるほか、縦が広いのでWeb上の記事や表計算ソフトなどを使うときも縦が見やすくなります。
色域はDCI-P3 100%でダイナミックな映像を描画してくれるほか、NVIDIA Advanced Optimus 1という普通のGPUとCPU内蔵GPUを適宜切り替えるという機能がついています。これによってリッチな体験を楽しみつつ必要ない時にムダな電力消費が抑えられます。またG-SYNC技術にも対応しティアリングやかくつき、入力遅延が低減されているため、240Hzというハイパフォーマンスと組み合わせて対戦ゲームでも優位に立つことができます。
こういった高性能モニターの力を活かすにはPCパーツもそれに伴うものにしなければならないというのが悩みですが、本製品の高い性能を持ってすれば存分に力を発揮することができます。
内蔵スピーカーも性能が高く、ヘッドホンなしでもリッチな体験が味わえます。本機では音の方向性や精度を追求し、リアルな3Dの音の空間を再現するサウンドシステム「DTS:X Ultra」によって様々な方向から正確な音が伝わってきます。さらに、「Acer TrueHarmony」技術によって音の歪みが抑えられ、深みのある音を生み出せます。
フクロウの翼の研究から生まれた冷却システム「AeroBlade™ 3Dファン」
性能の高いパーツを積んでいると気になってくるのは、やはりPC内部の温度ですよね。本製品にはAcer独自技術が詰まった冷却システム「AeroBlade™ 3Dファン」を2機搭載しています。この技術は元々、速く静かに飛ぶフクロウの翼の研究(生物工学アプローチ)から始まり、世代を重ねてきました。本機に搭載されているのは第5世代となっており、1機あたり0.08mmのメタルブレードが89枚も取り付けられています。
第4世代と比べるとメタルブレードが30枚も増え、風量も10%増加。一般的なプラスチックファンと比べても55%風量が増加しているにもかかわらず26%のノイズ低減も実現しており、静かに、かつしっかりと熱を放出してくれます。
他にも接触面積を広げ熱伝導率を高めたベクターヒートパイプや液体金属熱グリスの採用により、熱と気流を巧みにコントロールして本製品のポテンシャルを発揮します。
対戦ゲームでは速度が速く安定したインターネット接続は必須。不安定な環境でプレイすると、相手や味方に苦い顔をされてしまいます。シングルプレイゲームしか遊ばないよ!という方も、DL速度が高速で安定していることに越したことはないでしょう。
本機にはKiller Ethernet E2600という技術が搭載されており、ネットワークを最適にコントロールしてくれます。そのため、オンラインゲームもストリーミング再生も遅延や途切れを気にすることなく楽しむことができます。また対応したルーターがあれば、Wi-Fiの次世代規格となる「Wi-Fi 6E」にも対応します。
テンキーの上部にあるプレデターマークの専用キーを押すと、専用アプリ・PredatorSense4.0にアクセスできます。ファン速度のコントロールやRGBライティングの設定ができるほか、プレイスタイルに合わせてQuiet、Balanced、Performance、Turboの4モード(バッテリー駆動時はBalancedとECOの2つ)からパフォーマンスを選択できるようになっています。このPredator Helios 16は、キー毎に好きな色を配色することが可能な設計になっています。
現在のGPU・CPUなどの温度をモニタリングしたり、動作モードを調整したりといったこともできるので、本製品の性能や機能を存分に引き出したい方にはオススメです。
本機にはAAAからインディーまで100以上のタイトルが遊べるXbox Game Pass Ultimateの1ヶ月利用権が同梱しており、コンソールからPCデビューを果たした人も遊ぶゲームに困りません。対戦ゲームの雄・ライアットゲームズのアカウントと連携すれば、高い人気を誇る対戦FPS『VALORANT』や、MOBAの金字塔である『リーグ・オブ・レジェンド』などの全エージェントを追加料金ナシでアンロックできるというスゴい特典もついています。
人気バトロワ『Apex Legends』と超ヘヴィ級AAAゲーム『サイバーパンク2077』で実力を検証!
ここからは、Respawn Entertainment/EAの人気バトロワ『Apex Legends』や、いまだ超ヘヴィ級のリッチさをもつCD PROJEKT REDの人気RPG『サイバーパンク2077』を実際にプレイして実力を検証していきます。『Apex Legends』
対戦FPSとしてはもはや定番タイトルのひとつである『Apex Legends』は、アクション性の高い激しい撃ち合いを楽しむことができます。遠距離との撃ち合いになったり、マップの高低差を駆使した激しい戦闘も頻繁に発生するので、チャンピオンを獲るためには描画の美しさやフレームレートの高さが重要になってきます。
まずはテクスチャやシャドウの設定を高くし、なるべくリッチな映像になるよう設定した状態で検証します。
プレイしてまず感じたのは、16:10であることで画面が広く、解像度も高いため敵が見やすいということ。G7スカウトを携えて遠距離の敵と撃ち合う場面がありましたが、とても当てやすく感じます。FPSも高いときは190台、まれに重くなった時に130台ほどであり、本作の撃ち合いで優位に立つには充分なパフォーマンスを発揮しています。
次に、ゲームの有利不利には関係ないグラフィック設定を落とした状態でプレイします。この状態ではよりパフォーマンスが向上し、多くの場面で200以上のFPSを叩き出しています。本製品のモニターはリフレッシュレートが240Hzなので、その性能をしっかりと活かせるパフォーマンスが出ています。
一部オブジェクトがごちゃついたエリアなどは190台ほどとわずかに落ちるものの、プレイしていてフレームレートの低下が顕著な場面は存在しませんでした。
『サイバーパンク2077』
元々ハイスペックが要求されていたものの、動作環境が更新され、PCゲームの中でもさらにヘヴィ級の要求スペックを突っ走る『サイバーパンク2077』。アニメ「サイバーパンク:エッジランナーズ」や9月にリリースが迫るDLC「仮初めの自由」をきっかけに、再プレイしたいという方も増えています。
まずはレイトレーシングオフ・DLSSを自動に設定した状態で検証。グラフィック設定はNVIDIA GeForce Experienceの設定に従い、ほとんどの項目を高く設定しています。
構成によっては60を下回る……なんてこともよく聞かれる本作ですが、本製品のパワーを持ってすれば平均130FPSほどで動作しました。ネオンが密集する市街地や激しい銃撃戦など負荷がかかりそうな場面でも最低100~110FPSはキープしており、それ以下になることはほぼありませんでした。
お次は、レイトレーシングをオンにして「サイコ」に設定、DLSSも自動設定で検証します。夜景が美しい作品なので「なるべくレイトレーシングはオンにしたい!」と思いつつも、パフォーマンスとトレードオフになってしまうことによく悩まされます。
しかし本製品ではレイトレーシングをオンにしていても市街地が80~85FPSほど、郊外は90~100FPSほどの高パフォーマンスを実現。美しさとパフォーマンスを両立した、素晴らしいゲーム体験が楽しめます。
気になる点があるとすれば、ファンからの排熱が凄まじいということ。それだけ排熱機構がしっかりしていることの証拠でもありますが、排気がかなり熱くなるため本体や外付けのマウスを置く環境はしっかりと考えたほうが良いでしょう。
AcerのゲーミングブランドPredatorのゲーミングノートPC「PH16-71P-N93Z48」は、ゲーミングノートとしてはトップクラスの性能を持っている製品です。『サイバーパンク2077』のようなかなり負荷の高いゲームでも最低80~100FPSほどは叩き出すことができるため、今後発売される様々な期待作も余裕を持ってプレイできるようになっています。
16:10の少し縦長の画面はダイナミックな映像体験としても、『Apex Legends』などのバトロワにおける遠距離戦での優位性という面でも優れており、その恩恵を受けやすいでしょう。本体後部やキーボードにみられる「ゲーミング感」の高い綺麗なライトや英語配列ながら大きくて押しやすいキーボードなど、PCゲーマーをしっかり満足させてくれるPCとなっています。
【主なスペック】
OS:Windows 11 64ビット
CPU:インテル® Core™ i9-13900HX プロセッサー
GPU:GeForce RTX™ 4080 Laptop GPU
電源:330W ACアダプター
メモリ:32GB (16GB×2 / デュアルチャネル)
ストレージ:M.2 SSD 1TB (NVMe Gen4×4)
無線LAN:IEEE802.11 a/b/g/n/ac/ax準拠(Killer™ Wi-Fi 6E AX1675i)
Bluetooth:Bluetooth 5 準拠
ディスプレイ:16.0型、WQXGA(2560×1600)、16:10画面、LEDバックライト、非光沢パネル、IPSパネル搭載、約1670万色
バッテリー:90Whリチウムイオン
Webカメラ:フルHD Webカメラ(約200万画素)
サイズ:約357.78 x 24.90 / 26.90 x 278.74 mm
重量:約2.6kg
© 2023 Electronic Arts Inc. EA, the EA logo, Respawn, the Respawn logo, and Apex Legends are trademarks of Electronic Arts Inc.
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