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【フォートナイト】Epic Gamesが「AI加速」へ大規模転換、CEOが開発体制の再編を明言「少ない人数で同じものを作るためではない」

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情報元 https://fnjpnews.com/News/65685

目次

Epic Gamesが「AI加速」へ大規模転換、CEOが開発体制の再編を明言「少ない人数で同じものを作るためではない」

Epic Gamesが、ゲーム開発におけるAI活用をさらに加速させるため、社内の開発体制を大規模に再編していることが明らかになりました。

Epic Games CEOのTim Sweeney氏は2026年10月12日、Xで「Epicでは現在、大規模なピボットを進めており、最大限のAI加速に向けて開発者を移動させ、体制を組み替えている」と明かしました。

Sweeney氏は、今回の目的について「同じものをより少ない人数で作ることではない」と強調。Epic Gamesで働くすべての開発者が、これまで以上に多く、より良いものを作れるようにし、その恩恵をUnreal Engineを利用するすべての開発チームにも広げることが狙いだと説明しています。

今回の発言は、Epic GamesとDisneyが進める共同プロジェクトについて、開発方針を「AIファースト」へ大きく変更したとするBloombergの報道直後に行われたもので、ゲーム業界でも大きな議論を呼んでいます。

Epic Gamesが「最大限のAI加速」へ開発体制を再編

Sweeney氏は今回の投稿で、Epic Games内部で開発者の配置転換を含む大規模な再編が進んでいることを明らかにしました。

単純な業務効率化ではなく、AIを前提とした開発環境へ移行することで、ゲームや技術の開発速度そのものを大きく引き上げる狙いがあります。

Sweeney氏は「少ない人数で同じことをするためではない」としたうえで、現在所属している開発者がAIを利用することで、より多く、より高品質なコンテンツを制作できる環境を目指すと説明しています。

また、Epic GamesだけでAI技術を利用するのではなく、Unreal Engineを通じて他社のゲーム開発チームにも同様の恩恵を提供していく考えを示しました。

Disneyとの共同プロジェクトも「AIファースト」へ転換と報道

今回のSweeney氏の投稿に先立ち、BloombergはEpic GamesとDisneyによる共同プロジェクトの開発方針が大きく変更されたと報じています。

報道によると、このプロジェクトではMarvelや『スター・ウォーズ』のキャラクターが登場するシューティングゲームが開発されており、当初は2027年3月頃のリリースを予定していたものの、現在は無期延期になったとされています。

さらに開発チームには「AIファースト」のモデルへ移行するよう指示が出され、内部メッセージでは手作業によるコードや従来型のアート制作から、AIを中心とした開発フローへ大きく切り替える方針が示されたとBloombergは報じています。

使用するAIツールの一例としてAnthropicの「Claude」も挙げられており、人間の開発者はAIが生成したコードやコンテンツを管理・修正し、方向性を決める役割へ移行していくとされています。

一方、これはBloombergによる報道であり、社内で使われたとされる具体的な表現や指示内容について、Epic Gamesがすべて公式に認めたわけではありません。

Epic Gamesの広報担当Jake Jones氏は、同社が「AI加速型の開発」を取り入れていることは認めつつ、Epicの開発者が引き続きビジョンとクリエイティブ面を主導すると説明しています。

「アイデアからプレイテストまで」の時間を大幅短縮へ

Sweeney氏はその後の投稿でも、AIによってゲーム開発がどのように変化すると考えているのかを説明しています。

現在でも、開発分野によってAIによる作業速度の向上は約20%から最大5倍程度に達しているとし、2027年の同時期には、多くの開発作業が2026年1月と比較して3倍以上高速化すると予想しています。

特にSweeney氏が重視しているのが、「アイデアを考えてから実際にプレイテストできる状態になるまで」の時間です。

近年のAAAゲームでは、開発に膨大な時間と費用が必要となるため、企画段階のアイデアを実際にゲームとして試すまでに時間がかかります。Sweeney氏は、最近の大型タイトルが失敗する原因の一つとして、十分なプレイテストを行えないまま開発が進んでしまう問題を挙げています。

AIによって試作品を短期間で作れるようになれば、より多くのアイデアを実際に遊びながら比較し、面白くないものを早い段階で捨てることができるという考えです。

「2016年には戻れない」AI時代への適応を強調

Sweeney氏はAIへの反発についても言及しています。

「多くの人は2016年に戻りたがっているが、そうはならない」という趣旨の発言を行い、ゲーム開発ツールや技術を提供するEpic Gamesとして、過去の開発環境を維持するのではなく、現在と近い将来を前提に技術を設計する必要があるとの考えを示しました。

本人はAIによる変化について楽観的な姿勢を見せており、AIはクリエイターそのものを置き換えるというより、クリエイターがより多くのことを実現するための技術になると主張しています。

また、より控えめな目標として「AI革命を生き延びること」を挙げ、Epic Games自身が新たな開発環境へ適応するとともに、Unreal Engineを利用する他の開発者も同様に対応できるよう支援していく考えを示しています。

半年前には1,000人超のレイオフ

今回の発表が注目を集めている理由の一つが、Epic Gamesが2026年3月に実施した大規模な人員削減です。

当時、Epic Gamesは全従業員のおよそ20%にあたる1,000人以上を削減しました。Fortniteのエンゲージメント低下や収支悪化、ゲーム業界全体の成長鈍化、コスト上昇などが背景とされています。

Sweeney氏は当時、この人員削減について「AIとは無関係」と明言していました。

AIによって生産性が向上するのであれば、むしろ優秀な開発者をできるだけ多く残し、より多くのコンテンツや技術を作ってもらいたいという考えも示していました。

今回の投稿でも改めて「少ない人数で同じものを作ること」が目的ではないと強調していますが、大規模レイオフから約半年後に「最大限のAI加速」へ体制を切り替えると発表したことで、従業員の雇用や将来的な役割への影響を懸念する声も上がっています。

AI活用を巡って賛否

Sweeney氏の発言には、ゲーム業界や開発者からさまざまな反応が寄せられています。

AIを積極的に取り入れることで開発期間を短縮し、これまで費用や時間の問題で実現できなかったアイデアを試せるようになることを歓迎する意見がある一方、AIへの依存による品質低下や、プログラマー、アーティストなどの仕事が将来的に減少するのではないかという懸念もあります。

特に今回報じられたDisney共同プロジェクトでは、一部のスタッフが急激な開発方針の変更に戸惑っていたとも伝えられています。

Epic Games側は、人間の開発者がクリエイティブ面の主導権を持ち続けると説明していますが、AIがコードやアート制作の大部分に入り込むようになれば、ゲーム開発者に求められる仕事内容そのものが変わる可能性があります。

Unreal EngineにもAI活用を広げる方針

今回の動きは、FortniteやEpic Games社内のゲーム開発だけに留まりません。

Sweeney氏は、AIによる生産性向上の恩恵をUnreal Engineを利用するすべての開発チームにも広げたいとしています。

Epic Gamesはこれまでも、AIを利用した開発に対して比較的積極的な立場を示してきました。Sweeney氏は、将来的にはほとんどすべてのゲーム制作に何らかの形でAIが関わるようになるとの見方を示しており、AI利用を特別なものとして区別する考え方にも否定的な姿勢を取っています。

今回明らかになった「大規模なピボット」は、そうしたSweeney氏の考えをEpic Games内部の開発体制へ本格的に反映する動きとなります。

FortniteをはじめとしたEpic Gamesのゲーム開発が今後どのように変化するのか、そしてUnreal Engineを通じてゲーム業界全体の制作方法にどの程度影響を与えるのか、今後の動向が注目されます。

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